同じ北関東の中でかなり厳しい位置づけになったと思う栃木県。LRT効果により宇都宮市の地価は上昇したが……




先日、日本経済新聞に『LRT効果、栃木で首位交代 北関東の20年路線価』というタイトルで記事が掲載されました。

画像は日本経済新聞より

今回の最高価格は宮みらいの29万円/㎡となり、馬場通りを超え県内最高額となりました(次点は馬場通りで、前年と変わらず28万円/1㎡)。

馬場通り(旧宇都宮パルコ)付近の路線価図

地価が上がるということは当然のことながらその場所には発展の余地があるということでよいことなのですが、

その一方で、

  • LRT開業前効果込みで宇都宮と同程度の地価をつけているつくば市。
  • 駅前再開発を怒涛の勢いで行っている高崎市は宇都宮の1.5倍以上の価格である46万円/1㎡をつけた。
  • 税務署別の最高価格3位が唯一1桁万円の栃木県

ということがわかりました。

税務署について:

茨城と栃木県は8か所、群馬県のみ9か所あります。

県名税務署名
栃木県宇都宮栃木足利大田原鹿沼氏家佐野真岡
茨城県土浦水戸竜ヶ崎古河太田日立下館潮来
群馬県高崎前橋館林中之条伊勢崎沼田桐生富岡藤岡
※茨城県の太田税務署は、ひたちなか市勝田にあります。

国税庁ホームページに平成30年のデータになりますが、報道発表資料『【別表】平成30年分の税務署別最高路線単価』として北関東3県ほか関東甲信越地域の税務署別最高路線単価一覧が掲載されています。より詳細な路線価は『令和2年分 財産評価基準書 栃木県 財産評価基準書目次|国税庁』からどうぞ。

各市のデータ

茨城県 つくば市(最高価格地点:つくば駅前広場)

筑波研究学園都市は、東京等の国の試験研究機関等を計画的に移転することにより東京の過密緩和を図るとともに、高水準の研究と教育を行うための拠点を形成することを目的に国家プロジェクトとして建設されました。

つくばからノーベル賞受賞者も生まれるなど、研究機関等の集積をいかした世界的な科学技術拠点都市としての実績を着実に積み重ね、現在では2万人を超える研究者を有する我が国最大のサイエンスシティとなっています。

筑波研究学園都市とは|つくば市公式ウェブサイト

交通アクセス

  • 首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス):つくば駅
    <区間快速利用>
    →守谷駅まで約20分
    →北千住まで約45分(守谷駅から約25分)
    →秋葉原駅まで約55分(守谷駅から約40分)

そのほか再開発・近隣エリアの情報等

群馬県 高崎市(最高価格地点:高崎駅前)

高崎市 – YouTube

交通アクセス

  • 上越新幹線、北陸新幹線、高崎線、湘南新宿ライン、両毛線、上越線、吾妻線、八高線、信越本線、上信電鉄線:高崎駅
    <普通電車利用>
    →前橋駅まで約20分、伊勢崎駅まで30分
    →熊谷駅まで約45分、大宮駅まで約1時間25分、東京駅まで約1時間50分
    →新宿駅まで約2時間、横浜駅まで約2時間35分
    <新幹線利用>
    →新潟駅まで1時間10分
    →長野駅まで約50分、金沢駅まで約2時間10分
    →東京駅まで約1時間

そのほか再開発・近隣エリアの情報等

栃木県 宇都宮市(最高価格地点:宇都宮市宮みらい)

ネットワーク型コンパクトシティ
「今後も持続的に発展し続けることのできるまち」を理念とし、これからの人口規模・構造や都市活動に見合った都市の姿として、「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成を目指しています。

うつのみやの人口ビジョン-2050年において人口50万人を維持
宇都宮市の今後の推計人口は、2017年にピークを迎え、このままいくと、2030年頃には人口50万人を下回る見込みとなっています。
こうした中、平成27年度に策定した「宇都宮市人口ビジョン」では、市民の希望する水準まで合計特殊出生率を向上させる取り組みや、転入者の増加と転出者の抑制を図ることなどにより、2050年においても人口50万人を維持する将来展望を描いています。

目指すまち|宇都宮市公式Webサイト

交通アクセス

  • 東北・山形新幹線、宇都宮線(東北線)、湘南新宿ライン、日光線、烏山線:宇都宮駅
    <普通電車利用>
    →矢板駅まで約30分、那須塩原駅まで45分
    →久喜駅まで約55分、大宮駅まで約1時間15分、東京駅まで約1時間50分
    →新宿駅まで約2時間、横浜駅まで約2時間35分
    →栃木駅まで約40分、春日部駅まで1時間45分
    <新幹線利用>
    →福島まで約40分、仙台駅まで約1時間5分
    →山形駅まで約2時間5分
    →東京駅まで約55分

そのほか再開発・近隣エリアの情報等

  • LRT開業(2022年)
  • 宇都宮駅東口地区整備事業(同上)
  • JR宇都宮駅西口地区
  • バンバ地区
  • 千手・宮島地区
建設通信新聞Digital
B街区で準備組合発足/21年度末の都計決定目指す/JR宇都宮駅西口地区再開発 | 建設...
https://www.kensetsunews.com/archives/462759
 JR宇都宮駅西口地区(宇都宮市)の6街区のうち、B街区で「宇都宮駅西口大通り南地区市街地再開発準備組合」が発足した。事業協力者として再開発計画オフィス、AIS総合設計、フージャースコーポレーションが参画している。同地区では2街区目の準備組合発足...

管理人の感想

高崎駅東口栄地区第一種市街地再開発事業の概要欄に記載されている「広域交流拠点」という言葉。

本地区は、北陸・上越新幹線や高速道路など、高度なハブ機能を備えた内陸交通の中心都市である高崎市の中心市街地に位置しています。2011年3月には高崎ジャンクションから東に伸びる北関東自動車道が全線開通し、2013年度には高崎・玉村スマートインターチェンジが整備され、さらにJR高崎線が東京駅に乗り入れてJR東海道線との直通運転が開始されました。また、2015年には北陸新幹線が金沢まで延伸されたことにより、優れた広域交流拠点を特徴に持つエリアとなりました。2017年にはスポーツ交流の拠点となる「高崎アリーナ」が開館され、2019年には「高崎芸術劇場」、2020年
には高崎コンベンションセンター「Gメッセ群馬」の開館を控えるなど、今後、集客施設が整備されより求心力の高い地域になることが見込まれています。

高崎駅東口栄地区第一種市街地再開発事業

東京をはじめとした大都市で作った場合は「無駄なハコモノ事業」と批判されそうな公共施設をどんどん作ることによって交流拠点を作り、高崎芸術劇場や高崎駅東口栄地区第一種市街地再開発事業で作る複合施設へは、雨に濡れることなくアクセスできるようにデッキも整備することで、より価値のある区画整理(=地価上昇に繋がっている?)ができていると感じました。

高崎駅周辺の地価。最高価格は画像左上の高崎オーパ沿いの道路

2年前に投稿した以下の記事(当時のテンションを見てだいぶ引きました)に以下のように自分でも書いていました。

けやきウォーク前橋はベルモールクラス(それ以上かも…)の商業施設。前橋南IC近くの前橋版インターパークであるパワーモール前橋みなみは、現在の各ベイシア関連店舗のほか、コストコや、時期は未定ですがIKEAの建設予定地もあります。

ヤマダ電機やベイシアグループ(ベイシア、カインズ、ワークマン等)等、本拠地のある地域は、会社で働くひとが集まり、そして、それらの人達のための店舗が集まり、街が形成されていく…と、思いました。

高崎市駅前の発展ぶりが凄い。起業や副業で稼ぎ、街を応援しよう!

2018年9月16日

正直、私はLRTの開業や東口整備よりも西口の再開発事業の方を期待していて、県の玄関口となる駅前ぐらいは東京・丸の内のように1つの区画にビルは1~2つまでといった景観を目指してもいいんじゃないかなと思っています。

地価のことであーだこーだ言っても上には上がいるので(日本最高地価の東京・銀座は大阪の最高価格の約3倍であることをこの件で知りました)仕方のないことなのですが、たとえば再開発をするときはただ単に高い建物を作るんじゃなくて、東京や埼玉等と比較して地価の安いということを活かしたものができると良いですね。




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