「下野新聞」に『宇都宮の路線バス、どこまで走っても上限500円 市が方針、ICカード利用者に』という見出しでニュースが投稿されています。
2021年春の交通ICカード導入に向け、同カード利用者を対象に市内を走る路線バス運賃を500円以下にする上限運賃制度を設ける考えを示した。22年3月開業を目指す次世代型路面電車(LRT)などと組み合わせた公共交通ネットワーク構築の一環。市民の経済的負担を軽減しバス利用を促す狙い
JR東日本が計画している地域連携ICカードを導入し、利用者の導入を促進、乗務員の負担軽減をしたいということでしょうか。
しかし、佐藤栄一宇都宮市長が「新・公民連携最前線 PPPまちづくり」の『LRTと一体のコンパクトシティに挑む』という記事のインタビューにて、
バスにも赤字路線が多くありますが、そこに補填しているように、必要な事業は守っていきます。公共交通の整備は採算性以外の物差しも併せて、覚悟を持ってやります。
とコメントしているのが少し気になりました。
宇都宮駅西口から遠いところだと日光東照宮まで行きます。現在が片道1,290円(運賃・経路-関東自動車株式会社)なので、もしこのルートにも上限500円適用となった場合は半額以下に!
昨年の秋にいろは坂の社会実験も行われたため、県と市一体となって渋滞回避のために公共交通に誘導するという意気込みを感じますが、現時点で赤字路線が多くあるのに運賃の上限を設けると更に赤字が膨らんでしまうのではないでしょうか……。
今後の動きに注目したいですね!
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